寒波襲来の折、相方Kさんと南下です。
兄船頭は「こんな冷たい(水温が14度ちょっとしかない)のに来るんけ![]()
![]()
」



「下がってからもう5~6日経ったし、潮が下ったらもうアカンしな」
「ほうけ~ほな気~つけてな」
潮は下らず蒲生岬で止まってますので、牟岐は16度以上あり快釣が続いてますが、
宍喰湾には冷水塊があり、先週から水温が上がらず丸ボウズが続いてます。
往路は徳島県に入ると雪がチラチラ 小松島では吹雪いており
「美波町や牟岐の山越え 大丈夫かいな![]()
」というぐらいの悪天候です。


ところが、南下してみると道路も濡れてなく 何のストレスもなく現地到着しヤレヤレ
早朝 船着場へ行くと やはり貧果が響いて総勢8名のガラガラ状態
今日は後付けのイナンカ番
那佐よりも前磯の方が水温の戻りが遅いと踏んで、那佐方面のジャンケンに参加
Kさんが勝ち1番手を取るも、イナンカは一番水温が低いと聞き 「どないする?」
足元から深い所を思案しながら2番手さんに 「好きな所へ行ってください」と
先順位権利を譲り 2番手さんは「テーブル」 3番手さんが「ヒラバエ」
私は「メンバエの西」 Kさんは「キドグチバエ」に決定
ヒラバエとキドグチバエは土日に良型グレを拾われてますのでひょっとすれば![]()

天気は上々ですが、船の水温計では13.8度でしたので、苦戦覚悟です。
白マーカー部のキドグチバエでKさんが用意をしてます。
海はベタ凪無風 しか~し 潮の色が汚く 濁ったグリーンで
おまけに流れがほとんどありません![]()

ウキ下4つからスタートし、5ヒロでたま~にエサが取られますが、
足元の磯際からウキを離すとエサは残ったまま![]()

元気なのはボラだけで、その他の生命体反応なしです。
9時頃にKさんから電話が入り、 1発来たけど上から飛んだと聞き
気合を入れてあれこれと手を尽くしますが、長~い沈黙
今日は弁当屋さんが休みなので、見回りは11時
ここにおってもアカンので、どうせなら一番水温が低い特級ポイントで爆死や
見回りに来た弟船頭に「イナンカや
」 「ホンマに行くんけ~
」と笑ってます。


「竿が曲がれへんのアカンからチヌでもけえへんかな~と思ってな
」

道中 イナンカに近づくと 船頭が指を折って 10 3 6
どっひゃ~ 那佐はジワッと上がって14度やのに13.6度か![]()

表向きの本命ポイントは浅いので無理と考え、最初から深い裏向きをやります。
白マーカーの赤い屋根の建物に向けて仕掛けを流すとよくグレが釣れるのですが、
撒餌を打ってみると、集魚剤だけがサラシで流され、オキアミはカーテンのように
真っすぐ真下に沈下していってます![]()

足元のエンタ(岩盤)の淵をウキ下4ヒロでスタート
5ヒロでエサが取られだしますが、際から離すとエサが残ります。
少しずつウキ下を上げて4ヒロ半で根掛かりのようにウキがしもりヒット
何じゃ? デカいクサフグで20センチ級![]()

こんなデカいクサフグは見たことがないな~と思ってると、
またもやクサフグで上げる途中でプッツン
アカンな~根掛かり(岩盤の壁面)とクサフグのオンパレードか![]()

ゴンタ(イガミ)でも食わんかな~と思い バッカン正面の岩の淵に狙いを変えて
やってると、またまた根掛かり
ちょっとこっちは浅いんか

いままでは写真には写ってない真西のエンタの深い所しかやったことがないので、
バッカン前の底の形状が分からず、根掛かり クサフグ ガガネ(ガシラ)のみ
時計を見ると13時 これはホンマにマズイやん
仕掛けを変更 3Bの極小ウキで抵抗を軽減し針から2ヒロに3Bの鉛
ハリス部には針から半ヒロに7号仁丹の浮力調整用の鉛を打ってみます。
何度も根掛かりして嫌になりますが、際から離すとエサが残りますので、
根気よくやってると、また根掛かりのようにウキが5~10センチしもります。
またか~と竿を横向きに立てると生命体反応
明らかにクサフグとは違うので、何じゃお前は?と思った途端ギューン![]()

え~っ
慌てて竿で対応し魚を浮かせると 何と グレ![]()


30弱しかありませんが、グレはグレ
木っ葉ではないのでボウズは免れました![]()


ほ~あんな居食いのようなアタリをしよるんや![]()

30センチウキ下を上げてキレイなアタリが出るかな?
相変わらず根掛かりが激しいので、竿からウキまでの道糸の遊びを無くし
穂先からウキまでを50センチほどにしウキを波でフラフラさせないようにします。
際の真下をピンポイント攻めする極端な釣り方なので、
サンタや強烈なアタリがあれば、即時 レバーをフリーにしなければならず
その隙に磯を巻かれたらゲームセットになりますが、
1尾でも釣れたらそこを攻めるしかありません。
クサフグ 根掛かり あれ~
ひょいとアワセるとギューン![]()


それも思い出したかのようなパワーです。少し糸を出して竿の角度を保ちますが、
デカいぞ
右のシモリに逃走を図る相手に左側水面近くに竿を寝かせて対応

お~っ 大助や
慎重に玉網で掬い 目測40アップのグレをゲット![]()


もうウッシッシ~のウハウハものです
やったた~![]()


残り1時間 欲も出てきて丹念にやってると、また これアタリちゃうん
今度も重量感がありスピードもありますが、ギラッと白いのが見えます。
上がってきたのは47センチのチヌ君 贅沢は言いません
竿を曲げてくれれば何でも良いのです![]()

その後 何とか30弱を1枚追加して終了![イメージ 5]()
グレは検寸すると41.5センチあり、毎年念願の40アップを達成![]()

前磯は全滅 グレは8人中 検寸2名 イシダイが2枚
やはり水温も低くイシダイが釣れるようではグレには厳しい潮でした。
グレもたまたま目の前に刺し餌が漂ってたので口にしてみたような感じで
どれも口の皮1枚にかろうじて掛かっていたという状況なので、
幸運に幸運が重なったような釣行でした![]()

ぼちぼち運も使い果たし、次回あたりの釣行が怖くなってきました![]()
